出張旅費、接待交際費などに要した費用は、
実費弁償的なものとして報酬・賞与となりません。

ただし、
実費精算していることが必須です。

以下の疑義照会回答を参考にしてください。


●報酬の範囲について(渡し切り交際費)
(平成23年1月17日 疑義照会(回答)No.2010-1258)


【疑義内容:渡し切り交際費】

・代表者は役員報酬の他に月額50 万円、
 従業員は賃金の他に月額3 万円または4 万円を
 それぞれ渡し切り交際費の名目で、定額を支払われている。

・従業員のうち、渡し切り交際費の支給対象となっているのは、
 営業職、設計職ならびに現場担当職(10 名中8 名)。

・使途は業務にかかる電話代、取引先・下請業者等へのジュース等の飲物代・弁当代等であり、
 領収証は不要としている(取引先に対する接待費は別にあり)。

当該渡し切り交際費は、報酬・賞与となるか?


【日本年金機構本部回答】

本事案の「渡し切り交際費」は、
代表者と特定の職種の従業員に対し毎月定額を支給しており、
実態として経常的実質的収入の意義を有するものであるといえる。

交際費として業務のために使用すべきものとして支給されたものだが、
精算を行わないため業務のために使用したことの事蹟が明らかでないものであり、
「交際費」のような実費弁償であるとはいえない。

支給対象については、営業職、設計職ならびに現場担当職に限られており、
疑義照会(回答)No.2010-1136によると、
この事業所では当該職種に対して一定の金銭的評価をしていると考えられ、
一種の「手当」的性格を有するといえる。

以上のことから、
本事案の「渡し切り交際費」は「報酬」に該当する。


●報酬の範囲について(自動車営業担当)
(平成22年10月27日 疑義照会(回答)No.2010-622)

【疑義内容:マイカーの使用料】

・労働契約とは別に、
 営業担当者の個人所有者車を業務に使用する契約を結び、
 その車で営業を行う。

・使用料は本人に直接支払われる。給与明細には記載されない。
 使用料は事業所毎の規定により2万円〜3万円で毎月定額とのこと。
 出勤日数による変動はなし(通勤手当、燃料費とは別)。

・全営業担当者が該当する。

当該使用料は、報酬・賞与となるか?


【日本年金機構本部回答】

今回の事例では、
事業所と営業担当者との間に労働契約とは別に契約を結び、
その使用料が毎月定額で支払われることとなっているが、

使用料は営業業務を行うことを前提としたものであること、
また、
出勤日数にかかわらず一定であることから実費弁済的なものでもないと考えられるので、
報酬に該当する。


●報酬の範囲について
(平成22年5月11日 疑義照会(回答)No.2010-414)


【疑義内容:マイカーのガソリン代】

自家用車で通勤及び出張をする者に対して、ガソリン代
および
自家用車の原価償却及び自動車保険代の相当額として、
業務外で使用した距離も含めて一律、総走行距離1kmあたり30円(事業所独自の方法で計算方法)
を「車両燃料費」として支給する場合。


【日本年金機構本部回答】

事業所独自の計算方法で算出した一律の基準で支払われており、
実際にかかった費用を清算していないことから、
実費弁済的とは言えず、報酬として含めることが妥当。


●報酬の範囲について(旅行補助、ガソリン代)
(平成22年12月10日 疑義照会(回答)No.2010-1139)


【疑義内容:マイカーのガソリン代】

役員が自家用車を通勤・業務・業務外に区別なく使用する場合。


【日本年金機構本部回答】

目的に区分なく支給されているため、
実費弁償的なものとは異なり通常の生計に充てられるものと認められることから、
「報酬」として取り扱うことが妥当。


●報酬の範囲について(ガソリン代)
(平成23年2月18日 疑義照会(回答)No.2011-76)


【疑義内容:マイカーのガソリン代】

ガソリン代1Km あたりの定額を定め、
通勤・出張分を合わせて支給する場合
(私用で使った分については支払わない。)。


【日本年金機構本部回答】

通勤手当分と出張旅費分が、明確に区分できるのであれば、
ガソリン代のうち出張旅費分を差し引いた金額を報酬に含める扱いで差し支えない。



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